TEL:047-323-5605
岩川小児神経クリニック

院長:岩川善英

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アクセス

JR市川駅北口徒歩1分。

市川駅北口を出ると、ヤマザキの本社ビルが見えます。その前の道と国道14号線の十字路左手角のビル、7階。

マクドナルド、イタリア料理屋さんが目印。

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どういう症状のお子さんたちを診ていらっしゃるんですか?

お子さんの神経疾患を診ています。よく拝見するのは「発達障害」「自閉症」「アスベルガー症候群」「てんかん」「多動」などです。

アスペルガー症候群とは何ですか?

 発達障害の一つです。親御さんの印象は、大変育てにくいということです。大きな症状が二つあります。一つは友達を作れない、気持ちを相手と伝えあうことができない、目や顔の表情で気持ちを表現できない(対人関係の障害)。もう一つは、強いこだわりです。例えば、車輪などの開店するものをじーっと見つめている、手をぱたぱた動かす、数時に異常な興味を示す、同じ質問を延々と繰り返すなどです。予定が急に変更されると受け入れられずパニックを引き起こすこともあります。
 集団生活に参加出来なかったり、なかなか馴染めず困ってしまいます。行動もないペースで協調性がないように受け取られます。かんしゃくやパニックを起こすことも多いのです。
自閉症も類似の病気ですが、自閉症は言葉の発達も障害されています。

何が困るのですか?

アスペルガー症候群で大事なことは、子供の早い時期からの適切なサポートが必要なことです。
学業がうまくいかない、授業を受けられないなどの原因がアスペルガー症候群によることがあります。また学業成績は優秀なのに学校生活に非常な困難を感じて、時に登校拒否を来すこともあります。
また育っていく環境が適切でないと、発達障害が強くなるばかりでなく、二次的な行動障害が引き起こされます。そのため校内秒力や暴力的な事件に巻き込まれることがあります。
ですから早いうちにお子さんの障害を認識して対策を立てなければなりません。

原因は?

何らかの原因で脳の機能的は発達が障害されているために起こって来ます。
最近は遺伝的な要素も強いと考えられています。以前は自閉症も含めて、親の育て方に問題があると言われた時代もありましたが、最近はそういう説は完全に否定されています。
ところで普段はどういったことを心がけて治療されていますか?
先ほどの発達障害も含めて、医療の網から抜け落ちてしまう方がいらっしゃるので、それを減らした。乳幼児の健診で健常と異常の境界に位置するような人を落ちがないようにしていくことです。
もう一つは小児科から内科へのキャリーオーバーについてです。発達障害は完治することが少ないので、大人になっても医療機関とつき合って行かなくてはならない。今の医療制度の中では小児科を卒業して何科に引き継いでもらえるかは大変不確かで、場合によっては困ってしまうことがあります。そのような患者さんを継続して診察していくように心がけています。

異常に気付くのはだいたいどれくらいの年齢からですか?

病気の種類や程度にもよりますが、発達障害の場合は、乳児期の早い時期から症状が出てきます。まず乳幼児期早期に一日中眠っているお子さんがいらっしゃいます。全く反対に睡眠が浅く一日中ぐずっているお子さんがいらっしゃいます。こういったお子さんは発達に問題があることが多いのです。

睡眠リズムの乱れと言うことですね?

夜いつまでも寝付けない、下手すると朝まで寝付けない、寝ても何回も起きて大泣きする、睡眠が浅くぐずる、とんでもない時間帯に寝るなどですね。そのようなお子さんの経過を診ていくと、自閉症、アスペルガー症候群、多動、強迫神経症がいの症状が現れることがあります。


初めて子供を持つ親はなかなか分からないのでは?

睡眠のリズムはその日の体調や生活環境に影響されることを大人は経験的に知っています。ですから子供の睡眠のリズムの異常が神経の症状だとは夢にも思われないのです。親御さんだけでなく、医療機関関係者でもきちんと分っている人は少ないと思います。実際に親御さんが困って相談しても「様子を見て下さい」と言われることが多いです。睡眠リズム障害は立派な神経症状なのです。


睡眠リズムの乱れに気づいて治療すれば・・・

お子さんもご家族、特にお母さんが楽になります。お子さんは睡眠リズムを良くするだけで昼間の行動が落ち着いてきます。発達が促進される場合もあります。お母さんの気分の安定も得られます。子育ての苦労、睡眠障害でほとんどのお母さんがうつ状態になります。それが改善されます。お子さんに発達の問題があれば、睡眠リズムの治療と同時にその対策も立てられます。


現場で感じることは?

遅れなどのハンディキャップをもたお子さんを抱える家族は、家族自体が大きな問題を抱えてしまうことが多いです。お子さんの療育で、家族、特に母親が身体的にも精神的にもくたくたになってしまいます。その時にサポートする体制が整っていないと、家族がダウンしてしまいます。お子さんだけではなく、家族全体、特にお母さんのケアが必要です。時には薬物療法も必要です。

最近の母親を見て?

ご自身がうつだったり、注意欠陥だったり、人間関係で悩んでいるお母さんがいっぱいいらっしゃいます。その場合は子育て、療育はますます負担になります。周りからのプレッシャーを病的に感じてしまう場合もあります。早く適切な相談を受けて欲しいと思います。

病気を抱えるお子さんを持つお母さんに一言

遅れや行動の偏りがあっても受診する決断はなかなかできないものです。こんなことを相談していけないんじゃないかと言うのは間違っています。小児科は何を相談してもいいのです。子供の発達、行動の不安は必ず相談して下さい。そして病気のお子さんとの辛い思いは一人で抱え込まないで下さい。

本日はどうもありがとうございました!

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